True Heart
7・赤心
金曜日を迎えた。
私はいつかと同じ待ちあわせ場所であるスターバックスを訪ねた。
「まだきていない」
二ノ宮さんはまだきていなかった。
いつかの時と同じだなと、私は思った。
ただ違うことと言えば、私の今日の格好はゆかりが選んだ服じゃないと言うことだ。
ストライプ模様のシャツにスキニージーンズ、そのうえからグレーのカーディガンを羽織った。
髪はハーフアップにしてバレッタで留めた。
私なりの精いっぱいのおしゃれだ。
この日も先に注文をしようとしたら、
「お待たせ」
同じタイミングで二ノ宮さんに声をかけられた。
彼の格好もスーツで、走ってきたのか呼吸が荒かった。
二ノ宮さんは私の顔をじっと見つめると、
「小山内さん、だね?」
と、聞いてきた。
私はいつかと同じ待ちあわせ場所であるスターバックスを訪ねた。
「まだきていない」
二ノ宮さんはまだきていなかった。
いつかの時と同じだなと、私は思った。
ただ違うことと言えば、私の今日の格好はゆかりが選んだ服じゃないと言うことだ。
ストライプ模様のシャツにスキニージーンズ、そのうえからグレーのカーディガンを羽織った。
髪はハーフアップにしてバレッタで留めた。
私なりの精いっぱいのおしゃれだ。
この日も先に注文をしようとしたら、
「お待たせ」
同じタイミングで二ノ宮さんに声をかけられた。
彼の格好もスーツで、走ってきたのか呼吸が荒かった。
二ノ宮さんは私の顔をじっと見つめると、
「小山内さん、だね?」
と、聞いてきた。