しあわせ食堂の異世界ご飯3
「小さき熱を、ファイア」
リントの声で鍋の下に小さな火が灯り、ザラメが熱を持つ。けれどこれはまだほんの序章にすぎない。
次に行うことにより、息を呑むような光景を見ることができるだろう。
「うねりをあげてその力を見せろ、ウィンド」
その力強い声を合図に、小さな鍋がその場で高速回転を始める。
すると熱を持った鍋の中にあったザラメは次第にその姿を変えて――勢いよく、鍋に空けた小さな穴から糸状になって飛び出してきた!
「うわああぁぁっ! すごい、なんですかこれは!!」
「何か吹き出てるぞ!? でも、中に入ってるのは普通の砂糖だろ?」
「え、ということはこの糸が砂糖? 意味がわかりませんよ!」
いったい何事だと、シャルルとカミルが騒ぐ。もちろん、魔法を使ったリント本人も目を見開いて驚いている。
(よーし、上手くいった!)
こうなることを予想していたアリアは、すぐに串を使って吹き出てきたその糸をくるくるくる~っと巻きつけていく。
リントの声で鍋の下に小さな火が灯り、ザラメが熱を持つ。けれどこれはまだほんの序章にすぎない。
次に行うことにより、息を呑むような光景を見ることができるだろう。
「うねりをあげてその力を見せろ、ウィンド」
その力強い声を合図に、小さな鍋がその場で高速回転を始める。
すると熱を持った鍋の中にあったザラメは次第にその姿を変えて――勢いよく、鍋に空けた小さな穴から糸状になって飛び出してきた!
「うわああぁぁっ! すごい、なんですかこれは!!」
「何か吹き出てるぞ!? でも、中に入ってるのは普通の砂糖だろ?」
「え、ということはこの糸が砂糖? 意味がわかりませんよ!」
いったい何事だと、シャルルとカミルが騒ぐ。もちろん、魔法を使ったリント本人も目を見開いて驚いている。
(よーし、上手くいった!)
こうなることを予想していたアリアは、すぐに串を使って吹き出てきたその糸をくるくるくる~っと巻きつけていく。