しあわせ食堂の異世界ご飯3
「すごいな、砂糖が糸状になっただけでも驚いたのに……それがこんなふわふわしたものになるなんて」
驚くリントに、「でしょう?」とアリアは笑みを浮かべる。
「わたあめっていうお菓子なんですよ。甘くて美味しいんです。リズちゃん、どうぞ」
「あ、ありがとう」
カミルに抱かれたままのリズのところへ行って、アリアは作り上げたわたあめを渡してあげる。
リズは怖いものを見るかのようだったけれど、恐る恐るアリアからわたあめを受け取った。そしてわたあめに指で触れて、ぱぁっと表情を輝かせた。
「わぁ、やわらかいっ!」
わたあめを手でちぎり、リズは鼻に近づけて匂いを確かめてみるが……特に、これといった香りがあるわけではない。
強いていうのならば、砂糖の甘そうな感じがするだけだろうか。
食べてみなければわからないと、リズはドキドキしながらわたあめを口の中に入れる。すると、何かを味わう暇もなく、あっという間にそれは消えてしまった。
「わあぁぁ、ふわふわ! 雲みたい! 食べたら一瞬でなくなっちゃった!」
こんな経験をしたのは初めてだ。
「しかもとーっても甘くて、美味しいの」
口の中にはしっかりと甘さが残っていて、もっと食べたくなってしまう。しかも食べた途端になくなってしまうため、どれだけあっても食べられてしまいそうだ。
驚くリントに、「でしょう?」とアリアは笑みを浮かべる。
「わたあめっていうお菓子なんですよ。甘くて美味しいんです。リズちゃん、どうぞ」
「あ、ありがとう」
カミルに抱かれたままのリズのところへ行って、アリアは作り上げたわたあめを渡してあげる。
リズは怖いものを見るかのようだったけれど、恐る恐るアリアからわたあめを受け取った。そしてわたあめに指で触れて、ぱぁっと表情を輝かせた。
「わぁ、やわらかいっ!」
わたあめを手でちぎり、リズは鼻に近づけて匂いを確かめてみるが……特に、これといった香りがあるわけではない。
強いていうのならば、砂糖の甘そうな感じがするだけだろうか。
食べてみなければわからないと、リズはドキドキしながらわたあめを口の中に入れる。すると、何かを味わう暇もなく、あっという間にそれは消えてしまった。
「わあぁぁ、ふわふわ! 雲みたい! 食べたら一瞬でなくなっちゃった!」
こんな経験をしたのは初めてだ。
「しかもとーっても甘くて、美味しいの」
口の中にはしっかりと甘さが残っていて、もっと食べたくなってしまう。しかも食べた途端になくなってしまうため、どれだけあっても食べられてしまいそうだ。