「ハッピーエンドが書けない」

私は避けなかった。

彼女だって、祐也のことが好きすぎてこんなふうになってしまっただけで、全て彼女が悪いわけじゃないはず。


私はもう幸せな時間を過ごしすぎたの。


腹部に刺さったナイフをから血が流れてきて、あぁ私は死ぬんだなぁ。

なんて、場違いな事を思った。

どんどん意識が途切れてきて立っていられなくなってきた。
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