向日葵の記憶
「しゃっじゃあ渡りましょっか?」
っと私に言うと彼は
「お先!」
っといって先に渡っていった。

『ちょっと待ってよ!』
私も後に続いた。

深さは膝くらいしか
ないけど川はすごく濁っていて
下までまったく見えない状態だった。

『早いって!』
彼は慣れているのか、
進むのが早い。

「お前がどんくさいだけ。」

『いったっ』
私は、何か踏んだ
右足を見た。

『最悪・・・』
私はガラスの破片を踏んでいた。
血はどんどん流れていく。

あいつは振り向きもせず
進んでいく。
仕方なく私も進んだ。
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