向日葵の記憶
『今日はありがと★』

私は彼に家まで送ってもらった。

「どーも」

『どーもって
私を泣かせたくせに』
私は笑って言った。

「あんさぁー
俺、お前の事スキだわー」

『そんな冗談止めてよー』

「ウソな訳ないじゃん・・・」
彼は真剣な眼差しでいった。

『……』

「ごめん…また明日でも
返事聞かせて。
じゃあ」
彼は自転車を走れせた。

私の家の前に大きな道路がある。

彼が信号を無視して渡った瞬間。

『二宮!!』

大きな音がした。
目の前には彼が倒れていた。
私は動けなくなった。

しばらくすると、
救急車のサイレンと
パトカーのサイレンが
同時に聞こえた。
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