PRISM « Contract marriage 番外編»
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜♪.:*:
「……っ」
紘一の告白…に、匡は、衝撃を受けるばかり…だ…
自分と悠夏との不貞を知っていた…だけではなく、紘一が胃癌に侵され、自分の病気を知った上で悠夏と結婚した…
最期に誰かに看取って欲しい為に…?
その上…、自分と悠夏に子どもを作れ…と。。
「…そんなこと、出来るはずが…っ!」
そぅ…、呟きながら…
愛する紘一を失った時の…悠夏の状態を予想した…
「……」
《彼女は、紘一さんがいなくなったら…生きてはいられない…
紘一さんも、それを予想…して…自分に託そう…としているのか?
それほどまでに、愛しているのか…?》
匡には、紘一の心中を察することしか出来ない…
あの…、人一倍…自尊心が高い紘一が、自分に頼み事をするとは…っ!
だが、その頼み事の内容に、悠夏への想いがあることに…
紘一の病気を知ったいま…
自分に何が出来るのか…っ?
紘一や、悠夏に…
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜♪.:*:
匡は、紘一の言うがままに…2人がいる寝室へと向かった…
紘一には、逆らえない…というだけではなく…、結局のところ、いまの自分には、その選択肢しかなかったのだ…
部屋のドアを音を立てずに、開け…中に入る…
薄暗い部屋のセミダブルのベットの上に、目隠しをされた悠夏と、悠夏に口付けをしている紘一の姿があった…
紘一は、人の気配に気づき…、匡の方へと視線を向けた…
微かに、笑いかける紘一…
紘一は自分の病気についての話しをした直後、提案を拒絶していたはずの匡が寝室に来るとは限らないと思われたが…、匡が自分からの提案を放棄することなどない…と、分かっていた…
その笑みに、匡は、兄は全て分かっている…と。。
悠夏の身体に覆いかぶさっていた紘一は、彼女から身体を離し…匡に悠夏を抱くよう促した…
2人がいるベットに近づき…、横たわる悠夏の頬に触れ…口付けを重ねた…
「…っん…、紘一さん、怖い…これ、取って…」
と、目隠しに、手を伸ばそうとする悠夏…
紘一は、その手を取り…指先を絡ませ…その耳元に…
「緊張してる…、大丈夫だから…少しいつもより敏感になってるだけ…」
「……っ」
紘一の告白…に、匡は、衝撃を受けるばかり…だ…
自分と悠夏との不貞を知っていた…だけではなく、紘一が胃癌に侵され、自分の病気を知った上で悠夏と結婚した…
最期に誰かに看取って欲しい為に…?
その上…、自分と悠夏に子どもを作れ…と。。
「…そんなこと、出来るはずが…っ!」
そぅ…、呟きながら…
愛する紘一を失った時の…悠夏の状態を予想した…
「……」
《彼女は、紘一さんがいなくなったら…生きてはいられない…
紘一さんも、それを予想…して…自分に託そう…としているのか?
それほどまでに、愛しているのか…?》
匡には、紘一の心中を察することしか出来ない…
あの…、人一倍…自尊心が高い紘一が、自分に頼み事をするとは…っ!
だが、その頼み事の内容に、悠夏への想いがあることに…
紘一の病気を知ったいま…
自分に何が出来るのか…っ?
紘一や、悠夏に…
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匡は、紘一の言うがままに…2人がいる寝室へと向かった…
紘一には、逆らえない…というだけではなく…、結局のところ、いまの自分には、その選択肢しかなかったのだ…
部屋のドアを音を立てずに、開け…中に入る…
薄暗い部屋のセミダブルのベットの上に、目隠しをされた悠夏と、悠夏に口付けをしている紘一の姿があった…
紘一は、人の気配に気づき…、匡の方へと視線を向けた…
微かに、笑いかける紘一…
紘一は自分の病気についての話しをした直後、提案を拒絶していたはずの匡が寝室に来るとは限らないと思われたが…、匡が自分からの提案を放棄することなどない…と、分かっていた…
その笑みに、匡は、兄は全て分かっている…と。。
悠夏の身体に覆いかぶさっていた紘一は、彼女から身体を離し…匡に悠夏を抱くよう促した…
2人がいるベットに近づき…、横たわる悠夏の頬に触れ…口付けを重ねた…
「…っん…、紘一さん、怖い…これ、取って…」
と、目隠しに、手を伸ばそうとする悠夏…
紘一は、その手を取り…指先を絡ませ…その耳元に…
「緊張してる…、大丈夫だから…少しいつもより敏感になってるだけ…」