バツイチ彼に告白したら、予想外に溺愛されて困惑しています。
◆もっともっと好きになってしまいました。
クリスマス。
先日焼いたシュトーレンの材料が余っていたので、消費も兼ねて昨日もう一度焼いた。
シュトーレンの甘い香りが部屋中にまだ漂っている。
本当は紅林さんと過ごしたかったんだよ。
シュトーレンを切り分けながら、私は自分で演出してしまったこのクリスマスっぽさにため息をついた。
いっそのことひとりで食べてしまおうか。
それともラッピングして誰かにあげようか。
そんなことを考えていると、突然スマホが震えた。
画面に表示される名前を見るとまさかの紅林さんで、予想外すぎて私は焦る。
「もっ、もしもし。」
「今から、会えないかな?」
「えっ、、、」
紅林さん、用事は?
今日は用事があるから会えないんじゃないの?
一体どういうこと?
不審がる私に、紅林さんは私の家の最寄り駅まで来ていることを告げた。
「聞いてほしい、大事な話があるんだ。」
そんなことを言われたら、招き入れるしかなくなるでしょう?
就職して家を出て一人暮らしを始めた。
ここに住み始めてまだ三年目。
紅林さんの家とは比べ物にならないくらい狭い1DK。
まさかこの家に紅林さんが上がる日がこようとは、誰が想像したというの。
大事な話があるというだけでドキドキするのに、さらに私の家に来るとか、もう心臓が飛び出そうなほど緊張してしまう。
先日焼いたシュトーレンの材料が余っていたので、消費も兼ねて昨日もう一度焼いた。
シュトーレンの甘い香りが部屋中にまだ漂っている。
本当は紅林さんと過ごしたかったんだよ。
シュトーレンを切り分けながら、私は自分で演出してしまったこのクリスマスっぽさにため息をついた。
いっそのことひとりで食べてしまおうか。
それともラッピングして誰かにあげようか。
そんなことを考えていると、突然スマホが震えた。
画面に表示される名前を見るとまさかの紅林さんで、予想外すぎて私は焦る。
「もっ、もしもし。」
「今から、会えないかな?」
「えっ、、、」
紅林さん、用事は?
今日は用事があるから会えないんじゃないの?
一体どういうこと?
不審がる私に、紅林さんは私の家の最寄り駅まで来ていることを告げた。
「聞いてほしい、大事な話があるんだ。」
そんなことを言われたら、招き入れるしかなくなるでしょう?
就職して家を出て一人暮らしを始めた。
ここに住み始めてまだ三年目。
紅林さんの家とは比べ物にならないくらい狭い1DK。
まさかこの家に紅林さんが上がる日がこようとは、誰が想像したというの。
大事な話があるというだけでドキドキするのに、さらに私の家に来るとか、もう心臓が飛び出そうなほど緊張してしまう。