エタニティ・イエロー
──あの時と同じ。高校生の時も、視界がぐらついて、すぐに色を失った。
モノクロの世界の中で生きるのは苦しくて、苦しくて、泥沼に埋められたよう。もがいてももがいても、呑まれていく。
駿ちゃんからの返事は、一時間経っても送られてこなかった。
どうしていいのか分からず、私は震えながら母親に連絡を入れると、今日は仕事が休みだから三時間かけて私の住むアパートに来てくれる、と。
私は駿ちゃんが怖くて、駿ちゃんから本当のことを聞くのが怖くて、逃げるようにアパートを飛び出して、実家に帰ってしまった。