エタニティ・イエロー



 私と友達になりたい、と言ってくれた篝さんを、私は受け入れるよう努力しようと思っているものの、やはり簡単に打ち解けることなど出来やしない。

 でも、Mレストランでの打ち合わせの度に、ほんの少しだが毎回二人で会話をするようになって、目だけは……逸らさないよう、頑張れそうな気も、しないわけじゃ、ない……くらいで。

「幸さん、どうですか」

「私は……はい、大丈夫です」


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