エタニティ・イエロー
「……大丈夫だよ。友達……だから」
「ホントに友達なの?」
「……うん、友達、だと思ってる」
いよりはボソリ言うと、目を逸らしてバッグの持ち手にギュッと力を入れるのが分かった。一生懸命、俺と話をしているのが伝わってくる。
「友達なら、一緒にいていいのか」
友達ならば、二人で会えるのか。
こんな風に、隣を歩けるのか。
友達ならば、歩み寄ろうとしてくれるのか。
だったら、だったら俺だって──