エタニティ・イエロー



「いい加減もう何度も会ってるんだから、そういう顔するなよ」

「な……何。ここに何しに来たの。……打ち合わせの続き?」

 言いながら、いよりも手元の花束に視線が行き、俺はひまわりの花束をいよりに差し出した。

「あげる」

「……どうして?」

「綺麗だったから。いよりの誕生日まだ先で関係ないけど、プレゼント」

「私に……?」

「そう、いよりに」


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