エタニティ・イエロー
第七章 『心の聲』
~幸いより~
「その花束、綺麗だね。どうしたの?」
篝さんとご飯へ行った後自宅に帰宅すると、リビングのソファーに幼馴染の物部一葉が寝転がっていた。
「一葉、来てたんだ」
「今日パパとママ帰りが遅いらしいから、幸家でご飯頂いちゃいました」
「そうなんだ」
一葉は家も隣で家族ぐるみの付き合い、幼き頃から遠慮はないが、だからこそこの間駿ちゃんと引き合わせるような、正直余計な事までしてきた。