エタニティ・イエロー
第八章 『ブルージェット』
~幸いより~
ひそひそ、ひそひそ。
何だか空気がおかしい空気だな、と思い始めたのは数日前だったのだが、表面上みな何も言わぬ、平然とした態度を取っている。
何か、私した……?
自分なのか、他人なのか。分からず、怖くて聞けず、ただできるだけいつものように仕事をしていると、ようやく私に声をかけてきたのは友添さんだった。
その日、ちょうどお昼休憩が重なった私達は、いつものように休憩室で、厨房からのまかないを少しと、持参したサンドイッチを食べていた。