エタニティ・イエロー



 怖くなってしまって、私は別室に向かうと、駿ちゃんのリュックの中を見ていく。

 本やがらくたがいっぱい入っている中、やはりコンドームはあったのが、独身の時には何度も二人でホテルに行っていたし、その時のものだと思えないわけではない。

 七月に籍を入れて、十月から一緒に住み始めて、まだ三ヶ月。

 私達は今までは、バスと電車を乗り継いで、三時間離れた遠距離恋愛をしていた。

 駿ちゃんは独身寮に入っており、私は実家暮らしで週末はホテルに泊まったり、そこで過ごすことも多かった。


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