エタニティ・イエロー



 初めて俺を目で捉えたいよりは、瞬時に顔を真っ青にして、持っていた皿を割る始末。

 会いたくなかった、と言われているような気がしてならない。

 俺はいよりのことが、ずっと気になっていた。一度は愛し合い、共に生活をしていたいよりが、どう生きているのか。

 俺のことを許してとは言わないが、俺は二年ぶりに見るいよりがちゃんと働いている姿を見て、少し安堵の息を漏らしていた。



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