エタニティ・イエロー



「篝さん、先に帰っていて下さい。俺ちょっと、話してきます」

「幸さんとですか?」

「はい、久しぶりなので」

 Mレストランでの打ち合わせを終えたその日、俺は店内でいよりを探す。

 森川店長に居場所を聞くと、休憩中らしく、式場のスタッフである俺は、信用されてすぐに休憩室へと案内された。

 そして、俺がいざ扉を開くと、いよりはマグカップに口をつけており、こちらを見た途端やはり顔を青くして立ち上がる。



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