夜のしめやかな願い

作為の無作為で、何も動かず、落ちてくるのを待っていた。

結局はこうなったが。

何が彼女にとって幸せかってわかっていたから、の、無作為だった。

だから後悔はないはず。

何もしないで後悔するより、とことん納得するまで行動したらいいかもしれない。

でも相手があることならば、とことん納得するまで突っ走るのはエゴじゃないか。

自分はそう考えるのだから、しょうがない。

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