あなたは呪いの本を信じますか?〜呪いの連鎖劇〜
効果
翌朝、学校に着くといつもよりも教室内が騒がしかった。席に着くと隣にいる人達の話が聞こえてきた。
「これ朝送られてきた動画なんだけどやばくない?」
「あっ、それ私のとこにも来たよこの人明日菜ちゃんっぽくない?」
「うん、やっぱりそうだよね」
どうやら、今日の朝何人かに明日菜の動画が送られてきたらしい。私は、隣の子に動画を見せてもらった。そこには、防犯カメラで撮られた動画が流れていた。動画は、明日菜が鞄にお菓子の袋を詰めている様子を撮ったものだった。そして、ハッシュタグに
《この万引き犯を捜しています。見つけたら、ご連絡お願いします。》
と、書いてあった。私は目を疑った。何故なら内容が昨日呪いの本に書いたことと一緒だったからだ。もしかしたらこの本は本物かもしれない。そう思うと楽しくて仕方がない。まだ来てない早苗にも教えてあげよう。この呪いの本が本物であることを。
まだ、早苗も明日菜も来てないままホームルームの時間になると先生が走って来た。
「しばらく自習していてください」
と、言い残しまた職員室の方に走って行った。私はこの間にスマホをだし、早苗にメールを送った。
【早苗、今日学校休み?】
【うん、風邪引いちゃって】
【そうなんだ、お大事に】
【ありがと】
早苗は今日は休みらしい。明日菜はどうなっただろうか。そんな事を考えていると、すぐに1時間目が終わってしまった。2時間目が始まる前に先生が帰って来た。先生は
「今日、飯田さんと松村さんは風邪でお休みです。さぁ、授業を始めますよ」
と、明日菜の事は何も言わなかった。クラスの皆も何も言わなかった。
放課後、私は先生にプリントを届けに行った。職員室の前まで来ると、職員室の中から先生達の話し声が聞こえた。
「松村さん、万引きなんてする子じゃないはずなのに」
「クラスの生徒には、伝えました?」
「言えるわけないじゃないですか!」
「そうですよね。やっぱり無理ですよね」
「皆さん、松村さんの事は内密にお願いします、処分はこちらで検討します」
「校長先生、、、、」
「わかりました」
と、誰かが言うと静かになった。今は、さすがに入りにくいからプリントは明日にしよう、と思った私は浮き足で家に向かった。
翌朝、学校に着くといつもよりも教室内が騒がしかった。席に着くと隣にいる人達の話が聞こえてきた。
「これ朝送られてきた動画なんだけどやばくない?」
「あっ、それ私のとこにも来たよこの人明日菜ちゃんっぽくない?」
「うん、やっぱりそうだよね」
どうやら、今日の朝何人かに明日菜の動画が送られてきたらしい。私は、隣の子に動画を見せてもらった。そこには、防犯カメラで撮られた動画が流れていた。動画は、明日菜が鞄にお菓子の袋を詰めている様子を撮ったものだった。そして、ハッシュタグに
《この万引き犯を捜しています。見つけたら、ご連絡お願いします。》
と、書いてあった。私は目を疑った。何故なら内容が昨日呪いの本に書いたことと一緒だったからだ。もしかしたらこの本は本物かもしれない。そう思うと楽しくて仕方がない。まだ来てない早苗にも教えてあげよう。この呪いの本が本物であることを。
まだ、早苗も明日菜も来てないままホームルームの時間になると先生が走って来た。
「しばらく自習していてください」
と、言い残しまた職員室の方に走って行った。私はこの間にスマホをだし、早苗にメールを送った。
【早苗、今日学校休み?】
【うん、風邪引いちゃって】
【そうなんだ、お大事に】
【ありがと】
早苗は今日は休みらしい。明日菜はどうなっただろうか。そんな事を考えていると、すぐに1時間目が終わってしまった。2時間目が始まる前に先生が帰って来た。先生は
「今日、飯田さんと松村さんは風邪でお休みです。さぁ、授業を始めますよ」
と、明日菜の事は何も言わなかった。クラスの皆も何も言わなかった。
放課後、私は先生にプリントを届けに行った。職員室の前まで来ると、職員室の中から先生達の話し声が聞こえた。
「松村さん、万引きなんてする子じゃないはずなのに」
「クラスの生徒には、伝えました?」
「言えるわけないじゃないですか!」
「そうですよね。やっぱり無理ですよね」
「皆さん、松村さんの事は内密にお願いします、処分はこちらで検討します」
「校長先生、、、、」
「わかりました」
と、誰かが言うと静かになった。今は、さすがに入りにくいからプリントは明日にしよう、と思った私は浮き足で家に向かった。