あなたは呪いの本を信じますか?〜呪いの連鎖劇〜
報告
私は家に着くとすぐに自分の部屋に向かった。部屋にはあの本があるからだ。私は本を開くと固まってしまった。理由は、本の字の色が変わっていたからだ。色が変わっているのは
《松村明日菜が犯罪を起こす》
と書いてある文だった。確かに今日、明日菜は犯罪を起こしている。私は、この本が本物の呪いの本だということを再確認したときである。早苗に明日菜の事を報告しよう。今日の事も全て。
【早苗、大丈夫?】
【うん、大丈夫だよ】
【今日早苗のところに動画届かなかった?】
【来たよ、明日菜のやつでしょ】
【そうそう、見た?】
【うん、見たよ。明日菜が万引きしてたやつでしょ】
【そう、あれ呪いの本に書いたことなんだよね】
【マジ?要するに願いが叶ったって事?】
【そうみたい。ルールにもあったようにばっちり字の色が変わってた】
【本物の呪いの本なんだね】
【うん、そうみたい】
【明日菜の呪いまだするでしょ?】
【もちろんだよ】
そんな会話をしていると今度は明日菜に何を仕掛けようか考えるのが楽しくなる。次はどんなことをしようかな。明日菜は、幸太の事が好きだから仲の良い私が気に入らなかったらしく、特に最近明日菜の嫉妬は激しくて、よく校舎裏に呼び出されることもあった。行けば明日菜は、周りの子達と私に暴力や暴言などいろいろされた。でも、クラスの皆は基本的に放課後が多かったから気づいてない。私は恨みをこの本で晴らしているのだ。次の呪いはどうしよう。私はペンを取り本を開く。そして
《明日菜が学校で5軍に落ちて虐められる》
と、書いた。私にいろいろしてくれたからそのお返し。まず、私の立場に立ってもらう。そして、私が受けた屈辱を同じように受ける。
「明日が楽しみ」
と、独り言を言うと本を閉じた。
私は家に着くとすぐに自分の部屋に向かった。部屋にはあの本があるからだ。私は本を開くと固まってしまった。理由は、本の字の色が変わっていたからだ。色が変わっているのは
《松村明日菜が犯罪を起こす》
と書いてある文だった。確かに今日、明日菜は犯罪を起こしている。私は、この本が本物の呪いの本だということを再確認したときである。早苗に明日菜の事を報告しよう。今日の事も全て。
【早苗、大丈夫?】
【うん、大丈夫だよ】
【今日早苗のところに動画届かなかった?】
【来たよ、明日菜のやつでしょ】
【そうそう、見た?】
【うん、見たよ。明日菜が万引きしてたやつでしょ】
【そう、あれ呪いの本に書いたことなんだよね】
【マジ?要するに願いが叶ったって事?】
【そうみたい。ルールにもあったようにばっちり字の色が変わってた】
【本物の呪いの本なんだね】
【うん、そうみたい】
【明日菜の呪いまだするでしょ?】
【もちろんだよ】
そんな会話をしていると今度は明日菜に何を仕掛けようか考えるのが楽しくなる。次はどんなことをしようかな。明日菜は、幸太の事が好きだから仲の良い私が気に入らなかったらしく、特に最近明日菜の嫉妬は激しくて、よく校舎裏に呼び出されることもあった。行けば明日菜は、周りの子達と私に暴力や暴言などいろいろされた。でも、クラスの皆は基本的に放課後が多かったから気づいてない。私は恨みをこの本で晴らしているのだ。次の呪いはどうしよう。私はペンを取り本を開く。そして
《明日菜が学校で5軍に落ちて虐められる》
と、書いた。私にいろいろしてくれたからそのお返し。まず、私の立場に立ってもらう。そして、私が受けた屈辱を同じように受ける。
「明日が楽しみ」
と、独り言を言うと本を閉じた。