無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。
ピリリ、ピリリ_______
お母さんから、半ば強引に渡された目覚まし時計が鳴る。
一年前くらいに買ったのに、今日まで役目を果たせなかった目覚まし時計は元気よく私を起こしにきた。
______ピリリ、ピリリ_________カチャ。
「……んぁ~…、ねっむ…、」
動けば暖かい空気が逃げていくので、本当ならいつものように二度寝して幸せを噛みしめたい。
でも今日はなあ………、入学式ってサボっていいのかな。
普段から働かない頭を動かすけれど、余計に眠くなるだけなのでもうサボることにした。