無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。
「なわけないだろ。頭いかれてんな」
「へいへい。全く素直じゃないんだからー」
「だから違うっつってんだろ」
「ふぁ~………、」
男子生徒がじゃれついているのを横目で見ていると、近くのガードレールにとまっていた雀が空へと飛び立っていくのが目に映った。
飛び立った先には、何が待っているのやら。
「くぁー、ねむ………、」
歩きながら大きく背伸びをして、首を適当に回す。
肩とかこる日がくるんだよなー、まあ寝れればそれでいいけど。