森の妖精と団長さん




綺麗に片付いてる可愛らしい部屋のベッドに横になる。


コンコン

「エマ様…」


「セア…、ごめんね。なんか色々頭がごちゃごちゃで…」


もう泣きたくないのに勝手に涙が出る。
そんな私を彼女、捕らえられていた街の薬師たちを連れてきてくれたメイドのセアが抱きしめる。


「エマ様、私はこれからもジル様、そしてリーサ様が守ったものを一生涯守り、仕え続けます。」


「セア…ありがとう。」


セアの温もりと共に、感じるはずもない2人の温もりも感じた。







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