森の妖精と団長さん



「今日はちと出かけるぞ。とびっきり上手いのを飲ませてやる。」


そう言って部屋を出て行くエリックに慌てて着いて行く。

お茶するためだけにどこに向かうのか全く分からないまま着いて行くと、王宮内に入って行くみたいだ。


「え!エリック!?王宮でお茶するの!?」

「そうじゃ。定期的に行かんとあやつの体が持たんからの。無理矢理お茶させるんじゃ。」


そんな、王宮にいる人に無理矢理お茶させるって、大丈夫なのかな…。


不安いっぱいの私とは反対にエリックは慣れたように煌びやかな王宮内をどんどん進んでいく。


< 18 / 170 >

この作品をシェア

pagetop