森の妖精と団長さん
今日もさっそく森を散策し、食べられる木の実を収穫した私は天気がいい外で朝ごはんにする。
切り株に腰を下ろし、近くの泉から汲んできた水を一口飲む。
ドドドドドドド…
「ゴホッ……っ、??なに!?」
穏やかな森の中では聞いたことのない、地響きにも聞こえる音
視線を張り巡らせながら音の正体を探すと、遠くから黒い軍団がこっちに向かっている。
何かはよく分からないが、慌てて小屋の中に入り窓からこっそり覗く。
覗いた頃には地響きは止み、軍団の姿もはっきり見えてきた。
「あれは…馬?」
馬に乗った男の人が5人いて、その人たちは私の小屋の前で止まり馬から降りて、こちらに向かってきた。