森の妖精と団長さん



「毒は微量じゃったから心配ないぞ。ただ、毒のせいで高熱が出て3日寝とったんじゃ。」

「3日!?そんなに眠ってたの…。」


どうりで体も重いような…


「あちらの狙いがエマ様だったのかはまだ分かりません。なので、念のためにエマ様にはしばらくルカと一緒にいてもらいます。」

「え、ルカさんと?」


「はい。それが一番安全です。なので、しばらくは薬師の仕事はお休みしてもらいます。」


ええ…と、
そんな、いいのかな…ただ私に偶然刺さっただけなのかもしれないし。



なんて考えてる私にエリックが

「しばらくエマに休暇をやろう。ここに来てから勉強続きで疲れたじゃろう。」

「エリック…わかった。ありがとう。」


本当に私は優しい人たちに囲まれてるなと幸せに感じた。


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