森の妖精と団長さん




「ルカ、もう一度交流会がしたいと候補者たちが言っているらしい。」


私たちがソファーで話し終えた後、タイミングよく現れたシエルさん


「王子は何と言ってる。」

「僕は構わない。と、最終的にはルカが決めてくれともおっしゃっています。」


「ったく、何で俺なんだよ…。王子が良いなら俺らは従うまでだ。内容は決まってるのか。」


「この前のようなことがあってはならないので、王宮内で食事会を開くのがいいのではないかと」


視線を感じたが、私は関係ないので黙って俯いてる。


「分かった、それでいい。王子に伝えておけ。」



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