森の妖精と団長さん



「リリーさん…」



そこには普段より一層華やかさと露出を増したリリーさんがいた。


ざっくりと開いた胸元は今にも溢れそうで、背中もほとんど見えている。
キュッと締まったウエストで胸とお尻の綺麗さが更に引き立っている。



私にはない大人の色気をものすごく感じながらも、綺麗な動作で隣に座るリリーさんに頑張って向き合う。



「この間は大変でしたね。まさか、矢を射られるなんて!」


「そうですね…。」

「でも、聞きましたわよ!!おかげでルカが貴方の護衛をしているらしいじゃない。」

興奮しているのか私に顔を近づけるリリーさん


「どう?ルカと2人っきりで過ごす毎日は。それはそれは幸せなんでしょうねー!私の護衛は断ったくせに!」

!!
最後は小さく吐き捨てる様に言ったリリーさんに思わず目を合わせる。



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