森の妖精と団長さん



「エマ、離れてろ。」

まっすぐロイドを捉えながら言った、その言葉に自然と従う。



「お前は…いや、お前たちレーガン家はこちらで拘束する。」



「拘束される理由がないなー。僕は真面目に領主をやっているよ?」


「では、なぜこの街はこんなにも廃れている?なぜ、街の優秀な者たちがこの屋敷に連れられてるんだ。」


ルカさんの言葉で思い出す、レビィさんと寄ったお店のおじいちゃんの話


ルカさんの話し方からして、ここには何かがあるとルカさんは確信してる感じがする。



「この街はこれからなんだよ!可愛い妻もできたことだしね。」


すると突然ルカさんが剣でロイドに襲いかかる。

ロイドも素早く腰に持っていた剣で受け止める。
けど、力はルカさんの方が強そうだった。


「やっぱり君は強いな…真っ向勝負じゃ勝ち目ないからね…。」




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