愛の、愛の、愛の嵐
とはいえ彼の姿は完璧見失っちゃって、

はっきり言って絶望的な状況ですが、

アタシはくじけませんよ。

さっき彼とニアミスした瞬間、

実はちゃっかりアタシ

彼が見ていた封筒に

印刷された社名と住所、

暗記してたのよねー

キャーやるぅアタシ最高! 

自分に乾杯! 

ホレるぜ。

いやいやまてまてはしゃぎすぎるな。

なんといってもそれはまだ細い手がかり。

全~然関係の無い封筒眺めてた可能性も

無きにしも非ず。

目的達成のその瞬間まで、

決して油断せずワキ閉めてけよ! 自分。
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