愛の、愛の、愛の嵐
同時に気がついた。

そうか、

彼がアタシの名前知ってたのは、

たぶん日本から連絡がきてたからだ。

彼の会社づてとかで。

もしかしたらおかしな子が

そっち行くかもしれないよーって。

だからこのリアクションなんだ。

だったらなおさら、

アタシの、

ここにいる理由を彼に伝えなくっちゃ。



アタシはすうっと息を吸い込むと、

じっと彼の目を見て

生まれて初めての告白を開始する。
< 79 / 96 >

この作品をシェア

pagetop