愛の、愛の、愛の嵐
アタシは彼に必死で語りかけた。

頭は酷く冷静だった。

想いの全てを

なんとか伝えたくって、

懸命に彼に訴えた。


途中から

彼の顔から笑いが消えた。

じっとアタシを見ている。

そしてアタシが

全てを話し終えると、

とてもとても落ち着いた声で

彼はこう言った。





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