お見合い結婚しました―しばらくはセックスレスという約束で!
5.事前の約束―しばらくはセックスレスでお願いします!
「お付き合いするにしても、事前にいろいろと確認しておきたいことがあるのですが、いいですか? 後で性格の不一致でお断りするとお互いに時間も費用も無駄になりますから」
「確かに事前に気になることを確認しておくことは合理的だと思います。いいですよ。忌憚のない意見交換をしましょうか?」
「まず、結婚したらどうしても守ってほしいことがあります」
「もう、結婚したらの約束ですか? 交際したらじゃあないのですか。随分せっかちですね」
「大事なことですから、今確認しておきたいのです」
「分かった。じゃあ、結婚すると仮定して、始めから細かいところまで擦り合わせをしておきましょう。後から揉めるのもなんだから」
「そういっていただけると相談しやすいです」
「それで、どうしても守ってほしいことって、何?」
「はっきり言っておいた方が良いと思って。これからも結婚してからも気持ちが通い合うまではセックスレスでお願いします。いやならこの縁談はなかったことにしていただいてもいいです」
「ええ…結婚して夫婦になるんだよ」
「でも今のところ、恋愛感情もないし、好感を持っているだけですから、できないです」
「でも、これから交際期間もあるし、結婚式まで時間がある。その間にお互いに気持ちを通じ合って好きになればいいじゃないか? 見合い結婚ってそういうものだろう。今からそんなせっかちに考えてきめておく必要はないと思うけど」
「結婚までに気持ちを通い合わせられるか、自信がありません」
「本当に僕と結婚したいのですか?」
「はい、この条件を呑んでいただければ、結婚したいと思います」
「結婚して入籍もするんだろう」
「はい、入籍します」
「それなら、セックスしても良いのではないですか?」
「今のままではどうしても抵抗があります」
「ううーん、セックスレスか? 昔も今も、見合いでも、結婚したらセックスしない夫婦はいないと思うけどね」
「だからお願いしているんです。恋愛結婚してもセックスレスの夫婦はいると思います」
「うーん、そういう夫婦もいるとは思うけど、僕たちは未来永劫セックスレスということはないだろうね」
「いつまでかは分かりませんが、気持ちが通い合うまではセックスレスでお願いします」
「分かった。お互いの努力次第、特に僕の努力次第とも言えることかもしれない。普通に付き合い始めてもそこまでいくのに時間がかかると思うから、それもありかな?」
「でも、働きかけはするよ、誘ってもいいんだろう」
「いいですけど、拒否権を行使しますが、それでもいいですか?」
「そのときはしかたないだろう。引き下がる」
「いいんですか。約束して下さい。力づくでなんかいやですよ。そういうことがあればすぐに離婚します」
「離婚は極端だ。でも力づくではしないと約束しよう」
「よかった。これで安心しました」
「それなら、僕の希望も聞いてくれる。もちろん君もそうなれるように努力することを約束してくれるのか?」
「お約束します」
「そのほかに、僕も健康な男子だからそうなるまではたまに風俗にでも行って発散しても良いかな?」
「そうですね、私に分からないようにしてくれればいいです。私の希望を聞いてもらえたのでしかたないです」
「でも素人の女性とは絶対にそういうことはしない。不倫は絶対にしない。これは誓ってもいい」
「私も不倫はしません。誓って」
「その不倫は気持ちだけでもほかの男の人を好きにはならないと理解してもいい?」
「もちろんそうです」
「分かった。お互いに約束しよう。それから、Hビデオも見てもいいかな? もちろん僕の部屋でこっそりとだけど」
「私に分からないようにしてくれればいいです」
「じゃあ、この件はOKした。僕の君への働きかけは認めるということでいいね、あとは僕の努力次第、君も努力してくれるということで割り切った」
「ほっとしました。これが一番気がかりでした。あなたなら受け入れてくれると思いました」
「何か感じるものがあったのかな?」
「何となくですがそうです」
「お互いに努力をすればいいので期待が持てそうだ」
「すみません。あまり期待しないでください。ご期待に沿えないかもしれないので確認したのです」
「分かった。分かった。この話はここまで」
「じゃあ、気持ちが通い合うその時まではセックスレスでいいよ。でも夫婦なんだから、ボディタッチもなしでいいのかな?」
「ボディイタッチって?」
「手を握ったり、手をつないだり、肩を抱いたり、身体に寄りかかったり、腰に手を廻したりだけど」
「状況次第では、いいかも」
「状況次第か? それなら、ハグとかキスは?」
「少し抵抗があります」
「どうして? 友人同士でも久々に会ったらハグしない? キスなんか、親子でしているよ。出勤時と帰宅した時のハグくらいいいんじゃない。それに軽いキスも」
「挨拶替わりなら、ありかも。そうですね、挨拶替わり程度ならいいです。でも実際の場面でないとはっきりしたことは言えません」
「じゃあ、そういうことにしておこう」
「確かに事前に気になることを確認しておくことは合理的だと思います。いいですよ。忌憚のない意見交換をしましょうか?」
「まず、結婚したらどうしても守ってほしいことがあります」
「もう、結婚したらの約束ですか? 交際したらじゃあないのですか。随分せっかちですね」
「大事なことですから、今確認しておきたいのです」
「分かった。じゃあ、結婚すると仮定して、始めから細かいところまで擦り合わせをしておきましょう。後から揉めるのもなんだから」
「そういっていただけると相談しやすいです」
「それで、どうしても守ってほしいことって、何?」
「はっきり言っておいた方が良いと思って。これからも結婚してからも気持ちが通い合うまではセックスレスでお願いします。いやならこの縁談はなかったことにしていただいてもいいです」
「ええ…結婚して夫婦になるんだよ」
「でも今のところ、恋愛感情もないし、好感を持っているだけですから、できないです」
「でも、これから交際期間もあるし、結婚式まで時間がある。その間にお互いに気持ちを通じ合って好きになればいいじゃないか? 見合い結婚ってそういうものだろう。今からそんなせっかちに考えてきめておく必要はないと思うけど」
「結婚までに気持ちを通い合わせられるか、自信がありません」
「本当に僕と結婚したいのですか?」
「はい、この条件を呑んでいただければ、結婚したいと思います」
「結婚して入籍もするんだろう」
「はい、入籍します」
「それなら、セックスしても良いのではないですか?」
「今のままではどうしても抵抗があります」
「ううーん、セックスレスか? 昔も今も、見合いでも、結婚したらセックスしない夫婦はいないと思うけどね」
「だからお願いしているんです。恋愛結婚してもセックスレスの夫婦はいると思います」
「うーん、そういう夫婦もいるとは思うけど、僕たちは未来永劫セックスレスということはないだろうね」
「いつまでかは分かりませんが、気持ちが通い合うまではセックスレスでお願いします」
「分かった。お互いの努力次第、特に僕の努力次第とも言えることかもしれない。普通に付き合い始めてもそこまでいくのに時間がかかると思うから、それもありかな?」
「でも、働きかけはするよ、誘ってもいいんだろう」
「いいですけど、拒否権を行使しますが、それでもいいですか?」
「そのときはしかたないだろう。引き下がる」
「いいんですか。約束して下さい。力づくでなんかいやですよ。そういうことがあればすぐに離婚します」
「離婚は極端だ。でも力づくではしないと約束しよう」
「よかった。これで安心しました」
「それなら、僕の希望も聞いてくれる。もちろん君もそうなれるように努力することを約束してくれるのか?」
「お約束します」
「そのほかに、僕も健康な男子だからそうなるまではたまに風俗にでも行って発散しても良いかな?」
「そうですね、私に分からないようにしてくれればいいです。私の希望を聞いてもらえたのでしかたないです」
「でも素人の女性とは絶対にそういうことはしない。不倫は絶対にしない。これは誓ってもいい」
「私も不倫はしません。誓って」
「その不倫は気持ちだけでもほかの男の人を好きにはならないと理解してもいい?」
「もちろんそうです」
「分かった。お互いに約束しよう。それから、Hビデオも見てもいいかな? もちろん僕の部屋でこっそりとだけど」
「私に分からないようにしてくれればいいです」
「じゃあ、この件はOKした。僕の君への働きかけは認めるということでいいね、あとは僕の努力次第、君も努力してくれるということで割り切った」
「ほっとしました。これが一番気がかりでした。あなたなら受け入れてくれると思いました」
「何か感じるものがあったのかな?」
「何となくですがそうです」
「お互いに努力をすればいいので期待が持てそうだ」
「すみません。あまり期待しないでください。ご期待に沿えないかもしれないので確認したのです」
「分かった。分かった。この話はここまで」
「じゃあ、気持ちが通い合うその時まではセックスレスでいいよ。でも夫婦なんだから、ボディタッチもなしでいいのかな?」
「ボディイタッチって?」
「手を握ったり、手をつないだり、肩を抱いたり、身体に寄りかかったり、腰に手を廻したりだけど」
「状況次第では、いいかも」
「状況次第か? それなら、ハグとかキスは?」
「少し抵抗があります」
「どうして? 友人同士でも久々に会ったらハグしない? キスなんか、親子でしているよ。出勤時と帰宅した時のハグくらいいいんじゃない。それに軽いキスも」
「挨拶替わりなら、ありかも。そうですね、挨拶替わり程度ならいいです。でも実際の場面でないとはっきりしたことは言えません」
「じゃあ、そういうことにしておこう」