スウィート&ビター

今日の授業はサッカーの試合だった。
私は月と太陽と共にチームをとりあえず組んだ。でもあと一人…あと一人が…。

そこである子が私たちにはなしかけてきた。小さい背でだいたい太陽と同じくらい…。
そのようなことを言ったら失礼ですか…。

その子は一緒に組もう?と言ってきた。

そして私達はチームを4人で組んだ。
私達は、それぞれ役を選んだ。

私はキーパーだ。
それは、一番楽であるからだ。

ただでさえ、私は頑張ってやっているのに、
さらに頑張る必要などないだろう。
つまりは面倒なのだ。

そんな面倒なものをやっているなんて…。
はぁ、頭痛が…。

ほかの2人は、それぞれ役についた。

そしてその男の子は
アタックをやってくれた。

ゲームが始まった。

月は明らかに
ボールと言うよりかは
太陽を守っていた。
太陽がボールに当たらないよう、
また、太陽に向かって来ないよう。
全てブロックしていた。

私は私でやる気などまったくない。

男の子は、明らかに困っていた。
まぁ、私があの立場だったら嫌だな、こんなゲーム。

そしてこちらのチームの圧勝で
ゲームは終わった。

男の子は激しく息切れをしていた。
太陽は、ごめんねと
足でまといであった自分を戒め謝った。
そして男の子の背中を撫でていた。

月は何食わぬ顔をして
ほかの方を見ていた。

そして次のゲームを順調に終わらせ、
授業は終わった。

今日も今日とて、色々あった。
そして号令をし
皆は早々と教室に戻って行った。
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