恋のキューピッドは怪獣でした!
休日のおでかけは、ファンタスティック!
*
「じゃあ、また月曜日に。」
土曜日の早朝、手島さんはそう言い残して、家に戻って行った。
もちろん、前日の金曜日にはスーパーでたくさん買いものをして…
どうやら、手島さんは週休二日で働くつもりのようだ。
*
「そう…」
朝食の時、史郎さんに手島さんが家に帰ったことを話した。
「そういえば、君はここに来てから、一日も休んでないな。
……どうする?君も週休二日にするか?」
「え?」
史郎さんの言葉で気が付いたけど…
そういえば、私…一日も休んでなかったよ!
「すまなかった。休日のことを話さずに君をこき使って…」
「い、いえ…私、お休みでも特に行きたい場所も、したいこともありませんから、大丈夫ですよ。
別にお休みはいりません。」
「……そうか。」
うん、今言ったことは嘘じゃない。
日々、それなりに疲れてはいるけれど、一日中寝ていたいって程でもないし、休みをもらってもしたいことないし、それになによりお給料をたくさんもらってるんだから、それに報いるためにも少しでも多く働きたいし。
……って、派遣の時はすることがなくても、休みが待ち遠しくてたまらなかったのに、私もずいぶんと変わったもんだね。
でも、ここは、やることさえちゃんとやってたら、自由に休めるから。
掃除がひと段落したら、お茶を淹れてまったりするってことも少なくはないからね。
「じゃあ、また月曜日に。」
土曜日の早朝、手島さんはそう言い残して、家に戻って行った。
もちろん、前日の金曜日にはスーパーでたくさん買いものをして…
どうやら、手島さんは週休二日で働くつもりのようだ。
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「そう…」
朝食の時、史郎さんに手島さんが家に帰ったことを話した。
「そういえば、君はここに来てから、一日も休んでないな。
……どうする?君も週休二日にするか?」
「え?」
史郎さんの言葉で気が付いたけど…
そういえば、私…一日も休んでなかったよ!
「すまなかった。休日のことを話さずに君をこき使って…」
「い、いえ…私、お休みでも特に行きたい場所も、したいこともありませんから、大丈夫ですよ。
別にお休みはいりません。」
「……そうか。」
うん、今言ったことは嘘じゃない。
日々、それなりに疲れてはいるけれど、一日中寝ていたいって程でもないし、休みをもらってもしたいことないし、それになによりお給料をたくさんもらってるんだから、それに報いるためにも少しでも多く働きたいし。
……って、派遣の時はすることがなくても、休みが待ち遠しくてたまらなかったのに、私もずいぶんと変わったもんだね。
でも、ここは、やることさえちゃんとやってたら、自由に休めるから。
掃除がひと段落したら、お茶を淹れてまったりするってことも少なくはないからね。