恋のキューピッドは怪獣でした!
次の日…派遣最後の日は、さんざんなものだった。
前日まったく眠れなくて、涙も止まらなかったせいで、顔は酷いことになってるし、頭もぼんやりしてるし、頭痛もひどくて、ミスばっかりしてしまった。
職場の人には「お疲れさん」の一言も言ってもらえなかった。
まぁ、派遣の扱いなんてそんなもんだよね。
私も端から期待なんてしてなかった。
さぁ、明日からは本格的に家事を頑張らなきゃ!
昨夜、散々泣いたおかげで、なにかが吹っ切れたような気がしていた。
とにかくがむしゃらに頑張ろう!
くだらないことなんて、考える暇もないくらい。
*
「おかえり。」
お屋敷に帰って、夕食の支度に取り掛かろうとしていたら、史郎さんが台所に現れた。
「あ、ただいま戻りました。」
「お疲れ様。今日の献立は?」
「麻婆豆腐にしようかと思ってるんですけど。」
「あぁ、良いね。
けっこう好きだよ。」
「良かったです。すぐに支度しますからね。」
「うん、待ってるね。」
そう言うと、史郎さんは台所から去って行った。
今日の史郎さんは、どことなく機嫌が良い。
彼女さんと会った後だからかな?
(あ…また余計なことを…!)
私はぶんぶんと頭を振り、夕食の支度に取り掛かった。
前日まったく眠れなくて、涙も止まらなかったせいで、顔は酷いことになってるし、頭もぼんやりしてるし、頭痛もひどくて、ミスばっかりしてしまった。
職場の人には「お疲れさん」の一言も言ってもらえなかった。
まぁ、派遣の扱いなんてそんなもんだよね。
私も端から期待なんてしてなかった。
さぁ、明日からは本格的に家事を頑張らなきゃ!
昨夜、散々泣いたおかげで、なにかが吹っ切れたような気がしていた。
とにかくがむしゃらに頑張ろう!
くだらないことなんて、考える暇もないくらい。
*
「おかえり。」
お屋敷に帰って、夕食の支度に取り掛かろうとしていたら、史郎さんが台所に現れた。
「あ、ただいま戻りました。」
「お疲れ様。今日の献立は?」
「麻婆豆腐にしようかと思ってるんですけど。」
「あぁ、良いね。
けっこう好きだよ。」
「良かったです。すぐに支度しますからね。」
「うん、待ってるね。」
そう言うと、史郎さんは台所から去って行った。
今日の史郎さんは、どことなく機嫌が良い。
彼女さんと会った後だからかな?
(あ…また余計なことを…!)
私はぶんぶんと頭を振り、夕食の支度に取り掛かった。