恋のキューピッドは怪獣でした!
*
「来週、〇〇デパートで、レギラ生誕50周年記念イベントがあるんだ。」
「へぇ、レギラって50年も前からいたんですね。」
そういえば、私が子供の頃にもすでにいたよ。
怪獣映画で、見たような気がする。
私は、怪獣には特に興味はなくて…
あれ?じゃあ、なんで見に行ったんだろ?
(……あ。)
そうだ…お義父さんと行ったんだ。
その時、なんでかわからないけど、お母さんはいなくて…
お義父さんとふたりっきりで、息が詰まるような気がして…
その上、怪獣には興味がなかったから、内容なんて全く覚えてない。
(もしかして、お義父さんが怪獣好きだったのかな??)
まぁ、そんなことはどうでも良い。
「……どうかしたの?」
「……え?」
「いきなり固まっちゃったから。」
「あ、いえ…その…なんでもありません。」
史郎さんは不思議そうな顔をしていた。
「それで…良かったら、君も一緒に見に行かないか?」
「え!?」
「……怪獣、嫌いじゃないって言ってたよな?
嫌いじゃなくて知らないだけだって。」
「は、はい。」
数日前に確かに言った。
嫌いだなんて言ったら、史郎さんが気を悪くするだろうし、実際に私は怪獣が嫌いなわけじゃない。
興味がないだけだもの。
「来週、〇〇デパートで、レギラ生誕50周年記念イベントがあるんだ。」
「へぇ、レギラって50年も前からいたんですね。」
そういえば、私が子供の頃にもすでにいたよ。
怪獣映画で、見たような気がする。
私は、怪獣には特に興味はなくて…
あれ?じゃあ、なんで見に行ったんだろ?
(……あ。)
そうだ…お義父さんと行ったんだ。
その時、なんでかわからないけど、お母さんはいなくて…
お義父さんとふたりっきりで、息が詰まるような気がして…
その上、怪獣には興味がなかったから、内容なんて全く覚えてない。
(もしかして、お義父さんが怪獣好きだったのかな??)
まぁ、そんなことはどうでも良い。
「……どうかしたの?」
「……え?」
「いきなり固まっちゃったから。」
「あ、いえ…その…なんでもありません。」
史郎さんは不思議そうな顔をしていた。
「それで…良かったら、君も一緒に見に行かないか?」
「え!?」
「……怪獣、嫌いじゃないって言ってたよな?
嫌いじゃなくて知らないだけだって。」
「は、はい。」
数日前に確かに言った。
嫌いだなんて言ったら、史郎さんが気を悪くするだろうし、実際に私は怪獣が嫌いなわけじゃない。
興味がないだけだもの。