恋のキューピッドは怪獣でした!
「あ、それから、仕事のことなんだけど…」

「はい。」

「良かったら、もうしばらくここで働いてもらえないかな?」

「……え!?」

「実は、手島さんの治療が長引いていて…
少しずつリハビリはしてるらしいんだけど、まだとても働ける状態じゃないらしい。
ここでの仕事はけっこうハードだからな。」

「そ、そうなんですか。」

マジっすか?
まだここにいて良いなんて、すごくありがたいんですけど~



「……どうだろう?難しいか?」

「いえいえ。私なら全然大丈夫です!」

確かに、仕事はハードだけれど、日当たりが良くて広い部屋に住めて、自宅の光熱費や食費はかからないし、人付き合いでイライラするようなこともなければ、通勤する必要もない。
こんな快適な職場は滅多にないよ。
まだここでの仕事が続けられるなんて、ありがたくて涙が出そうだよ。



「そうか…悪いけど、よろしく頼むな。」

「はい、こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!」

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