恋のキューピッドは怪獣でした!
「あの…レギラって…」
「……信じられない。この日本にレギラを知らない奴がいたなんて。
ハリウッドでもリメイクされたっていうのに…」
え?ハリウッドでもリメイク…?
ってことは…
「あ、あの……まさか、怪獣のレギラじゃないですよね?」
「怪獣以外にレギラがいるのか?」
「え?」
なんですと…!?
若いとはいえ成人はしてると思うけど、そんな大人が怪獣?
怪獣の置物が壊れたって、さっきからめちゃめちゃ怒ってんの??
(はぁ??)
「……なんだ?何か言いたそうな顔だな。」
「い、いえ…別に。」
意外と勘が良いことにちょっとドキッとしてしまった。
でも、本心を言えるはずもなく…
うん、そうだ。私にとっては怪獣なんて、ごくしょーもないものだけど、きっと、この人にとっては大切なものなんだ。
人それぞれ、価値観は違うもの。
だから、たかが怪獣だって馬鹿にしてはいけない。
「あ、あの…大切なものを壊してしまってごめんなさい。
同じものを弁償するのは無理そうですが、何らかの形でお詫びをしたいと思うのですが、どうすれば良いでしょう?
あ、あの、私に出来ることならなんでもしますから。」
自分でも大人な対応が出来たと思った。
ま、結局はお金ってことになるのかもしれないけど…
まだ次の仕事も決まってない時に出費は痛いけど、仕方ないよね。
やっぱりやることはやらないと、気持ちが悪いもの。
あ~あ、さっきの溜め息が悪かったのかな。
まさか、こんな予想外の出費をする羽目になろうとは…
私はまた口から出かかった大きな溜め息を、慌てて引っ込めた。
「……信じられない。この日本にレギラを知らない奴がいたなんて。
ハリウッドでもリメイクされたっていうのに…」
え?ハリウッドでもリメイク…?
ってことは…
「あ、あの……まさか、怪獣のレギラじゃないですよね?」
「怪獣以外にレギラがいるのか?」
「え?」
なんですと…!?
若いとはいえ成人はしてると思うけど、そんな大人が怪獣?
怪獣の置物が壊れたって、さっきからめちゃめちゃ怒ってんの??
(はぁ??)
「……なんだ?何か言いたそうな顔だな。」
「い、いえ…別に。」
意外と勘が良いことにちょっとドキッとしてしまった。
でも、本心を言えるはずもなく…
うん、そうだ。私にとっては怪獣なんて、ごくしょーもないものだけど、きっと、この人にとっては大切なものなんだ。
人それぞれ、価値観は違うもの。
だから、たかが怪獣だって馬鹿にしてはいけない。
「あ、あの…大切なものを壊してしまってごめんなさい。
同じものを弁償するのは無理そうですが、何らかの形でお詫びをしたいと思うのですが、どうすれば良いでしょう?
あ、あの、私に出来ることならなんでもしますから。」
自分でも大人な対応が出来たと思った。
ま、結局はお金ってことになるのかもしれないけど…
まだ次の仕事も決まってない時に出費は痛いけど、仕方ないよね。
やっぱりやることはやらないと、気持ちが悪いもの。
あ~あ、さっきの溜め息が悪かったのかな。
まさか、こんな予想外の出費をする羽目になろうとは…
私はまた口から出かかった大きな溜め息を、慌てて引っ込めた。