主人公は孤独なアラフォー女性。
職を失った上、とんでもないトラブルに遭って最悪な出逢いをしますが…
主人公の身に起きたのは、思いがけない働き口で。
まず、史郎さんのおっとりのんびりしたような、お坊ちゃん独特の空気がいいです。彼が出てくると、なんだかほんわかした雰囲気になります。金銭感覚がおかしなところもさすが(^-^;
主人公は彼の孤独や過去に触れ、徐々に心を開かせていく過程がお見事。主人公の過去のエピソードが、まさかラストに来るなんて思わずに構成の巧みさに舌を巻きました。
初めてのプレゼントが怪獣の尻尾。なかなかシュールですが、たぶんこれは史郎さんが彼女を特別視する大切なエピソードなんですよね。
ふらふらしてたと思ってた彼が意外に真面目だったり。不器用で奥手ながら主人公に愛情を見せるシーンはキュンとしました。
全体的にほんわかした優しいお話でした。