俺のまさかの溺愛狂想曲

雪菜との出会い、そして光寿郎との初デート

外国を思わせる街並みは凄く素敵だ
悲しい過去も全各国の人達が知っている。



夜景が凄くキレイ。



私もいっまでも雄吾の面影を引き
ずるのは止めよう。
長崎の夜景は、荒んだ心を癒して
くれる。


「もう、大丈夫‼」
そんな気がした。


美鶴が今日は、綾と熱い夜を過ごし
たいと言いだし、
莉乃や真里や美奈も、買い物にいく
と出て行って帰って来ない。


美鶴から電話がありロビーにいく。
もう腹へった。


「皆、冷たいなぁ!!ぺこペコペコ
だよ。」
結菜はポッンと呟いた。

「おっ!!　またせたな!!」
　　　
ポンと肩を叩かれ振り返る。

ニコニコ上機嫌な光寿郎が立っていた。

　　「･･･　　絶句!!」
　　　　　　　　　
「どした？｣　

結菜を不思議な顔で見つめる
光寿郎が首を傾けて聞いてきた。

　「何で、･･･。」
ありえへん･･･テキナ。
　　　　　　

「偶然、明日長崎で仕事だったから
　早めに来ただけだ!!」

偉そうな態度は合った時と変わらない
上から目線の光寿郎がデデーンと
我が物顔でたっている。

　　　　　　「･･･？｣
　　　　　　　　　　
　「･･･まじで。｣
信じられない顔をして、ぶっ倒れ
そうになる。
　　　　　　　　　　　　
彼は結菜の態度に意外性を感じた。

喜ばないのか？
こんな事やった事が無い。
女の方からばかりだった。
この対応にはどんな顔したらいいのか？

てっきり喜んでくれると思っていた
のになんで来たの? 的な･･･
何であなたがいるの的な･･･。


「じ、じゃあなんだ？
お前が心配で、来たと言われたい
のか？わざわざお前に会いに来た
とでも？ん、？｣

鼻の穴を膨らませて、言い訳っぽく
突っ込んで来た。


「ハァ～っ、自分から暴露しますか？
　有り得ねってか何を心配した の？･･･。」

「あいつが･･･。｣
　
ブスッとしながら光寿郎は、ボソッと
呟く。

　　　　　　「あいつ？｣
　　　　　　　
小首をかしげながら下から光寿郎を
みあげる。

「そうだよ。俺が来なかったらお前
を･･･。」

　　　　　　「私？を？？｣　
　　　　　　　　
「俺から取り上げて自分のモノに
するって言うから･･･。」

「あいつって美鶴ですよね。
ありえませ んって･･･。」

　「なんでわかんだよ。
　男知らない訳？狼なんだぞ!!」
　　　　　　

「多分彼とは同じ布団で
　ねても、だ•い•じ•よ•ーぶ。」

あっさりと答える結菜に一瞬
ポカーン。


　　「あっそう。!!ふう～ん
　　　信用有るんだ」
　　ｱﾙｱﾙ
うなずく結菜に光寿郎は、少し不快
な顔を見せていた。

　　　　突然！

光寿郎の着信音が鳴り響く。
光寿郎はあたふたしながらポケット
に閉まった携帯を取り落としながら
バタバタ‥と。

♩♪♩♬♪♩♪♬♩　♪♬♩♪♩♩♬

「なってるよ。」
なぜとらないのかと不思議な顔を
しつつ光寿郎を眺める。