俺のまさかの溺愛狂想曲
次の日は嘘のように痛みもなく
元気に出社した。
いっぱい食べれそうでウキウキ。
昼、吉乃と昼ご飯に出かけた。
一連の出来事を長崎の土産を渡し
て話した。小さなストラップ
だけど彼氏が出来るように、お揃い
をあげた。
すると、少し恥ずかしそうに
凄い事をいいだした。
焼き魚定食を頼み
結菜は、大盛り吉乃は小盛り。
「(ゴメン、結菜に謝らなきゃいけ
ないんだ。」
「ええ~つ、なになに?」
吉乃はお味噌汁を意味なくグルグル
混ぜながら、結菜は、どんぶり飯に
かぶりつきながら
小首を傾けて聞いていた。
なかなか喋らないから結菜は、
どんぶり飯を塩鯖半分で食べて
しまった。
「どんぶり飯、オカワリー。」
ぷくぷくしたおばちゃんが、
「はいよ!!」
デーン、ドーン!!
また、沢庵を ポリポリ たべて
白飯をかきこむ。
「あ~沢庵和尚にかんしゃだねっ
(≧∇≦)
よくぞ、たくあんを発明してくれた。
白ご飯にあうよね~。
おばちゃんは、
「アンタ、いいたべっぷりだねっ!!
金持ち探すか、しっかり働くかしな
いとあんたの腹は養えないよ。」
アハハハハ!アハハハハと大笑い
をした。
「大丈夫よ~ぉ、しっかり働く!! 」
塩鯖の焼き具合もホックリしていて
箸を入れると白い蒸気があがる。
付け合わせの切り干し大根も独特の
ほろ苦い味と甘い出汁の味。
「うまーい。昨日から食べてないから
はらへっちゃってたー。」
アハハハ、アハハハ
「ムシ歯でっ? 。」
吉乃は「甘いもののたべすぎだ!!」
と笑いやがった。
「でも!! いっも、じゃないか、
いつもの量 だしっ。ハハハハハ。」
おばちゃんがピークのすぎた、
テーブルを 拭きながら、虫歯でも
食ってるよ。
今更だろみたいな顔を
して見て又大笑い。
結菜も「今更かぁ~ハハハハハ。」
と大笑い。
「で、ナニ?食べないの?」
箸で吉乃のサラダのハムを摘まみ
口にポイッ
「たべるよぉ~お腹空いてんの!!
モウッ」
吉乃は慌てて食べ出した。
フウ~ッアチッ
熱いお茶をフーフー言って飲む
ストーブにお湯がかけてあり
粉になったお茶の葉を湯のみに入
れて飲むおばちゃんの弟さんが
作った御茶らしい。
おいしいっ。
「おばちゃーん。ワラビ餅くださー
い。」
「はいよ。オマケ大盛り。」
「ウワァーッおばちゃん
だいすきっ♡♡♡。」
そんな細い体のどこに入るん
だろうね。
やせの大食いって、あんたの事だね。
「へへっ、うんまぁっ。(//∇//)」
ふふふ「雄吾さんも馬鹿ね、
結菜みたいな
可愛い子逃がしてさ。」
「吉乃いいっこなし。私も男みる
目ないんだって分かったし、
いい勉強だよ。」
「う‥ん。…ね。」
なんか歯切れの悪い吉乃を気に
しながら結菜は吉乃を眺める。
吉乃は赤い箸で鯖をつつき、叉つつき
(言いたい!でも、恥ずかしい。
言わなきゃ!!デモデモ…(//∇//))
「なに?彼氏でもできたかぁ~
まさかのぉ~
彼と寄りもどしたん?」
吉乃は思い切って口を開く。
「あのね、彼氏出来た。」
ぽっと顔をピンク色にして吉乃は
嬉しそうな顔をみせた。
「へっ!! マジ!! 」
吉乃の赤い唇はサラダの玉子を
パクツと、食べた。
結菜はいっのまに~みたいな顔を
吉乃に向ける。
「 ダレ?私のしってる人?」
ワラビ餅をモゴモゴしながら目を
離さずず
( »»・_・»)ジッと見る。
「う‥ん、お医者さん」
「ギエ~まさか歯医者さん?」
∑(OωO; )
「へっ!! 違うよ外科医。」
「知り合いにいたっけ?」
近所の外科はじいちゃんだし
ン~誰?誰??」
吉乃は、まだ モジモジしていた。
「此処まで話したんだから
早く、 おしえて!!」
せかしつつ、足をバタバタさせ
ながらつついてみる。
「う‥ん。ほら!! 結菜がぶっ倒れた
ときコンビニで‥アノ日
お世話になったじゃない。
あの人よ。簗瀬、拓巳さん。」
「ええ一つ、
(☆。☆)
「彼なの?しかもお医者さんなの?
私も御礼しないと、いけなかった。
いろんなこと有りすぎて気になっ てたのよ。合わせて。」
「うん。彼X1だけど本当にいい人な
の。美弥ちゃんもいい子なんだよ。」
「うんうん、ワカル~いい子
あの子が声かけてくれたん だよ。美弥ちゃんかぁ。」
「うん。」
「ってことは、ママになるの?
凄い!こされたー。」
吉乃はまるで小さな少女のように
彼の事を話てくれた。
吉乃も今度こそ、幸せになって欲しい。
「今度あわせてね。」
「結菜もね。」
「光寿郎は友達だかんね」
「はいはい。」
「本当だってば!!
雄吾より女激しいんだから
1人二人じゃないよ。
マジ最低なんだから、
10人いるよ!セフレ。」
「ふう~ん。でも、真面目になる
宣言したんだよね。
歯医者にも連れて行ったんでしょ。
歯医者さんまで、結菜引っ張って
いくなんて凄いよ。
結菜連れてくのって大変なんだから
悪い人には思え無いけど‥。」
「ま‥あね。かも?あ」
そういう事にしとくかぁ。」