女の子にならせてよ
突然悲鳴をあげた私に首をかしげる陽気な人。
不機嫌な人は黙って私を見てるだけだった。
「…あっ……ありがとう…ございます」
この状況は心臓に悪いが、とりあえず運んでもらったお礼を言った。
微笑んでくれた陽気な人と相変わらず無表情な不機嫌な人。
…この2人、真反対だな、。
そんなことをまだ若干クラクラする頭で、ぼーっと考える。
てか、なんでこんな日に倒れるの…私。
よりにもよって入学式の日に…………え。
「入学式!!!」
今度は突然、私が入学式!と叫ぶからびっくりされた。