女の子にならせてよ
「いただきます!」
「いただきます。」
「…いただきます」
私に続き、お母さん、麗央が手を合わせて言った。
いつも美味しいご飯を食べて、いつも通り私が皿を洗って、お母さんに先にお風呂に入ってもらう。
その次に私が入って、最後に麗央。
それがいつも通り。
だけど今日は違った。
私が皿を洗っていると、お母さんがキッチンに入ってきた。
「お母さん?お風呂入っていいよ?」
いつもと違い、少し思いつめたように緊張してる表情のお母さんに言った。
どうしたの…?
なんかお母さん、変だ。
いつもと違う。