女の子にならせてよ

整った可愛い顔が、お酒の力で色気がプラスされたら…もうやばい。






「どうした?」


男子たちの異変を感じ取った湊が駆け寄ってきた。



「遅い!」



そう湊に叫んだ私は、心愛を必死に抑えてる。






もう随分、はだけてしまった心愛の肌をチラリと見て赤面した湊。



赤くなってる場合か!





「湊!心愛を頼んだからね」



そう言って心愛を突っ立ってる湊の足元に差し出した。





はだけたまま、「あ、湊だぁ〜!」とヘラリと笑いながら湊の足に絡みつく心愛。






………理性持たせてよね、湊。




「いろいろ…頑張れ、湊。」



と言った私を見て、はぁーっと長めのため息をつき赤い顔のまま心愛をおんぶした湊。




心愛をおんぶした湊は2人分のお金を置いて、居酒屋を後にした。

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