聞こえたらもうおしまい
漢字(かんじ)隣にいればいいと思った。



いつかはこっちを向いてくれると夢見てたんだ。



空は青い


雲一つない


小鳥は鳴いて


秋の花が咲く


風に揺れてはたなびいて


ここだよと私を誘う。


でも


甘い蜜に掛かったら



やっと気づくの。



私のための蜜じゃなかったって




だから惨めで泣いてた






夜明けの朝の花びらは




私の涙《朝露》で濡れている
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