先生が私に恋をした
キッチンで手早くアイスコーヒーを入れると

「飲んで待ってて。汗流してくるから」
「ありがとうございます」

先生は玄関近くのドアを開けて中に入っていった

ジャージャーとシャワーの音が私の緊張をより強くした
なんか、この感じ、ちょっと危険だったりする?
先生が出てきたらすぐに帰ろう

冷たいコーヒーを一気に流し込む
喉がキンキンと冷えていくのが分かる

ガチャッ

ドアを開ける音がして顔だけ動かしてドアの方を
見た
!!!!!!
み、みてはいけないものを見た気がして慌てて前を向く
せ、先生ってば、バスタオルいっ、一枚だし

腰にバスタオルを巻いて、フェイスタオルを首に掛けて
片手で髪をゴシゴシ拭いてた

筋肉すごいかも、、、
腹筋も目で見て分かるくらいに割れてる
目のやり場に困りながら、バッグを持って立ち上がると

「せ、先生、わ、私、帰りますね。コーヒーおいしかった
です」
噛みながらもなんとか言えた
下を向いたまま、そそくさと歩く私の腕をグイっと
引っ張り、胸元に引き寄せた

ちょ、、、ちょい、待ってー!
先生の肌を間近に見て、頭はパニック寸前、顔から
ジューッと聞こえてくるんじゃないかと思う位
私の顔は熱い、、、

ど、どうしよう、、、、

先生の肌から伝わる温かさとソープの爽やかな香りが
私の全身の神経を刺激して、理性すらどこかへいって
しまった

もう、、、
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