先生が私に恋をした
やっと終わったー

帰り支度を済ませ外に出ると、モワッとした
夏の風が蒸し暑く通り過ぎる

明日から一週間のお盆休み
これからのこと、ちゃんと考えよう
先生や、かっしーにも会わないから、じっくりと
向き合うチャンスだ

こんなに迷ったことは、初めてのこと
好きとか嫌いとか、大概は第一印象とその後の会話で
決まってた
ウジウジと結果を出せない今の私は周りから
みたらきっと嫌な奴だと思う

車に乗ってエンジンをかけると電話が鳴った

ディスプレイには

ー日野先生ー

私はエンジンをとめて、電話に出た

「もしもし、、、」
「奏さん、もう帰っちゃった?」
「いえ、今車に乗ったとこです」
「じゃあ、ご飯でもどう?」
「はい、どこに行けばいいですか?」
「ここから、すぐの○○レストランは?」
「わかりました。」

じゃあ、あとで。
そう言って電話が切れる

指定されたレストランへと向かう
ここからは車で3分とかからない。
あっという間について、先生が来るのを車の中で待った


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