先生が私に恋をした
先生に言われるがまま、私は今先生の部屋にいる
アイスコーヒーのグラスの水滴がしたたる頃
お風呂から先生が出てきた


「お待たせ。奏さんも良かったらどーぞ」
「は、はい、、、」

バスタオルを手渡され、お風呂場に行く。
洗面台はきれいに整理され、掃除も行き届いてる
お風呂に入ると、先生のシャンプーの香りが立ち込めて
私は、これから起こることを想像し、身体が震えた

嫌だとかそんなんじゃない
まさか、この展開がこんなに早く訪れるとは思って
なかったから

キュッとシャワーの蛇口をひねる
先生のシャンプーも先生のソープも今この瞬間に
私の中に浸透する
鏡に自分の顔を映してみる。
私、、、今から先生と、、、
考えるだけで、どうにかなりそうで、急いでお風呂から
あがった。

下着をつけて、ワンピースを着る。
先生と同じ匂い、、、
ドライヤーの風が先生と同じ香りを運んでくる

先生はソファに座って資料らしきものを読んでいた
腰にバスタオル一枚が巻かれてるだけ。

「シャワー、ありがとうございます。
シャンプーとかも借りちゃいました、、、」
「うん。こっちおいで」

手招きして、私を隣に座らせる

「仕事ですか?」
「うん、来週発表があるんだ」
「忙しいのに、、、お邪魔して良かったんですか?」
「大丈夫。俺が誘ったんだから」





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