先生が私に恋をした
かっしーが不安そうな顔して私を見てる

日野先生のこと、、、
どーなんだろ
好きなのかな、ただ尊敬してるだけなのか

「分からない」

それが素直な気持ち
確かめたわけじゃないから、自分の気持ちが分からない

「じゃあ、俺は?」
身を乗り出して、くじ引きの結果でも待つかのような表情
まるで子供みたい
いや、犬かな

「かっしーって子犬みたい」
コロコロ表情が変わるのをみて笑ってしまった

「奏さん、、、」

立ち上がったと思った途端、
顔が近くなってくる

「えっ?」

軽く唇が触れる

「ごめん奏さん」

かっしーの右手が頬に
次の瞬間
激しいキスが何度も唇を奪う
啄むようなキス
思わず声が漏れてしまいそうになる

「んんんっ、、、ちょっ、、」



ドンッ

「やめてっ!!」
かっしーを思い切り突き飛ばした

< 34 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop